書評

金持ち父さん貧乏父さんの源流!「若き商人への手紙/ベンジャミン・フランクリン」の書評

いとコンです。

オーディブルで、「若き商人への手紙」という作品を聴いたので書評を書きます。

この作品は、金融関係では有名な本「金持ち父さん貧乏父さん」の他、色々なマネー本の元となった作品で、富豪になるための心得や格言が書かれています。

本の概要

本書は3部構成となっており、

1部「若き商人への手紙」

2部「富への道、プア・リチャードの教え」

3部「用語解説、まとめ」

巻末に、2部に出てくる格言をまとめた「格言集」

という内容になっています。

以下にもう少し詳しく書きます。

1部「若き商人への手紙」

1部は、お金の基本の話が手紙風の文章で語られていきます。

「複利の話」「収支を把握しろ」「収入の一部を貯蓄せよ」などなど現在のマネー本にも書いてある基本事項が解説されています。

貯金の仕方の本とか、積立投資の本とかを読んだことのある人にとっては、既知の内容ですが、知らない人にはためになる内容だと思います。

しかし、もう300年も前から人類は同じことをやっているのですね。

そこに驚きました。

 

ちなみにお金の単位で「ポンド」「シリング」「ペンス」というのが出てきます。

これはイギリスの通貨で、現在の通貨だと1ポンド=100ペンスなのですが、1971年以前は計算方法が違い、

1ポンド=20シリング

1シリング=12ペンス

1ポンド=240ペンス

という計算になっていたようです。

ややこしいですね。

他にもグロートとかクラウンという単位も出てきますが、あまり深く考えず、金利の話をしている、という理解でいいと思います。

2部「富への道、プア・リチャードの教え」

2部では、金持ちになるにはどうしたらいいのか?ということをプア・リチャードという人の格言を交えてを物語風に説いていきます。

内容としては、「時間を大切にしろ」「無駄遣いするな」「借金して物を買うな」といったような割と当たり前のことです。

ただ、その当たり前のことをできる人は少ない。

話のオチもそんな感じでした。

 

ここで出てくるプア・リチャードという新しい登場人物が出てきますが、これは作者であるベンジャミン・フランクリンの別名なので、作者の格言を他の人の発言かのように言っているだけです。

3部「用語解説、まとめ」

 

ここでベンジャミン・フランクリンの話の中で有名な、「13の徳」の話が出てきます。

13の徳を簡単にまとめると。以下の通りです。

13の徳

1.節制
暴飲暴食はやめろ。

2.沈黙
他人のためにならないことは話すな。
余計なことは話すな。

3.規律
自分の持ち物は置き場を決めておけ。
仕事は時間を決めて行え。

4.決断
やるべきことを決める。
決めたことは必ずやり遂げる。

5.節約
無駄遣いはするな。

6.勤勉
時間を無駄にするな。

7.誠実
人を騙して害を与えるな。

8.正義
不正はするな、義務は守れ。

9.中庸
極端なことはするな。
例え、相手が悪くても、我慢した方が良い時は我慢しろ。

10.清潔
身なりや住まいを不潔にしないこと。

11.冷静
つまらないことや、どうしようもないことに気を取られるな。

12.純潔
性的営みは子供を作る時など、必要最低限にしろ。

13.謙譲
イエスとソクラテスを見習え。


大体当たり前のことですが、全部できる人もすくないと思います。

最後の方のイエスがどうのというのは、この人がキリスト教徒だからです。

13の徳については別に解説本が出ているので、気になる人はそちらを参考に。

ベンジャミンフランクリンに影響を受けた人たち

ここで、この本に影響を受けた書籍が紹介されていて、簡単にまとめられています。

有名な、「金持ち父さん貧乏父さん」の他、6冊が紹介されていました。

金持ち父さん貧乏父さんはけっこう前に読んだのですが、細かい所は違えど、大体似たような話だったと思います。

違った点は借金への考え方で、フランクリンは終始、借金は悪い物と語っているのに対し、ロバート・キヨサキはいい借金と悪い借金がある、という形で話を発展させています。

「金持ち父さん貧乏父さん」は書籍版しかありませんが、気になる人は見てみてください。

その他、バビロンの大富豪はaudiobook.jpでオーディオブック化されているので今度聴いてみようと思いました。

格言集

巻末に1部2部で出てくる格言がまとめられているので、これを聴くだけでもある程度買う価値はあると思います。

思うところのあった格言を二つ書いておきます。

 

・信用は金なり
最近、信用をお金に換えるという言葉を目にしました。

ちょっとニュアンスは違うかもしれないですが、似たような言葉は300年前からあって、別に最近の言葉じゃなかったんだなと知りました。

・骨を折らずに稼げることはない

うまい話はない、などとよくいいますが正確には、楽な話はない、ですね。

正しい努力を続ければ、たどり着ける場所があるはず。

楽な方に流されず、頑張っても無駄だなどと諦めず、努力していこうと思いました。

オーディブル版、朗読の感想

朗読者の名前が載ってないので誰かは分かりませんが、あまり特徴のない話し方で、淡々と話が進んでいきます。

話し方、再生時間の短さから手軽に聴ける

面白い話し方ではないですが、そもそも作品自体が面白さを求めるものではないので、雰囲気には合っている感じです。

話し方に気を取られずに、内容に集中できていいでしょう。

再生時間も他のオーディオブックと比べると短いので(1時間半くらい)、話し方と相まって、手軽に聴けます。

なので、「金持ち父さん貧乏父さん」や「バビロンの大富豪」が気になっているけど読んでない、という方はこの本で予習してみてもいいのでは?

書籍版は絶版のようです

新品は探しても出てきませんでした。

なので、中古本を探すか、オーディオブック版かのどちらかになります。

オーディブルで聴く場合は、コインで買うより単品で買った方が安いので、そちらをオススメします。

オーディブルのサービスについて詳しくはこちらの記事で説明しているので、知りたい方はどうぞ。

書評カテゴリ

 

関連記事

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)