書評

ニーチェの哲学を易しく解説!-飲茶の「最強! 」のニーチェ-の書評

いとコンです。

以前「史上最強の哲学入門」という本をレビューしました。

その中に「ニーチェ」という哲学者が出てきて、なかなか面白そうだと思い、関連書籍を探すことに。

すると上の本の作者、飲茶さんがニーチェ解説本を出しており、オーディブルにてオーディオブック化もされていたので、早速聴いてみました。

今回はその本、「飲茶の「最強! 」のニーチェ」の書評になります。

ニーチェって誰?

先にニーチェについて少し解説しておきます。

ニーチェはドイツの哲学者で、19世紀頃に生きていた人です。

有名な言葉として、「ニヒリズム」、「ルサンチマン」、「神は死んだ」、「永劫回帰」、「力への意志」などがあります。

本の概要

本書は1章~5章の構成になっており、1章は哲学自体の解説、2章~4章はニーチェの言葉の解説、5章でまとめ、という形になっています。

もう少し具体的に書くと下記のようになります。

・1章

哲学とは何か?何の役に立つのか?

実存哲学と本質哲学?

ニーチェの話に入る前に、そもそも哲学って何なのか?ということについての解説。

・2章

2章からニーチェの話に入り、

「背後世界」「ニヒリズム」「末人」「神は死んだ」

これらの言葉の意味と解説が入ります。

・3章

「ルサンチマン」と「奴隷道徳」の解説に入ります。

特に奴隷道徳の話は、現代人向けに言い換えた作者オリジナルの「道化道徳」という言葉で解説してくれるので分かりやすかったです。

4章

「超人」と「永劫回帰」の解説。

特にこの「超人」の考え方は現代人に必要な考え方かと思いました。

5章

「力への意志」、「大いなる正午」の解説と本書の総まとめ

作者のニーチェとの出会いの話から、ニーチェを知ってどのように変わっていったのか、ということが書かれています。

そこから「力への意志」と「大いなる正午」の解説に入り、最後にニーチェの哲学を活かして前向きに生きましょう!といったメッセージで締めくくられます。


こんな構成になっています。

各章の最後には、その章のまとめが入るので、話が整理されて分かりやすかったです。

ニーチェの考えを簡単に整理すると

1.人は社会から押し付けられた常識や価値観に振り回されて不幸になりやすい。

2.生きることに意味とか目的なんかないから、常識や価値観に囚われて不幸になる必要はない。

3.しかし生きる意味や目的がない、となると生きる気力を失ってしまう。

4.無意味なことを受け入れて精一杯、今を楽しんで生きよう!

簡単に整理するとこんな感じです。

現代においても通用する大切な考え方

常識や価値観に囚われるな!という考えは現代においても、とても大切な考え方ですよね。

例えば、男はこうあるべき!女はこうあるべき!とか。

社会人としての常識、とか意味不明の価値観に囚われて、~しなきゃいけない!~してはいけない!とか言ってくる人いますよね。

 

そしてそこから抜け出したはいいものの、生きがいもなくぼんやりと生きている人達。

こういう人たちもいます。

ぼく自身も、今このステージにいる。

 

ニーチェはここから更に次のステージ、今を楽しめと言っているのですね。

当たり前の話と言えば当たり前の話ですが、できてない人は多いでしょう。

ぼくもニーチェを見習って、もう少し前向きに生きようと思いました。

オーディブル版の朗読の感想

本書は、ニーチェについて教える先生役と、教えられる生徒役の2人の登場人物の対話形式になっています。

なので、あんまり内容と関係ない掛け合いなどがあったりして、ストレスになる部分はありました。

それに前回の「史上最強の哲学入門」のレビューでも書いたけれど、前書きのノリがちょっと寒いというか、肌に合わなかったです。

この作者さんの特徴なのかな?

おそらく、書籍版だとそこまで気にならないと思いますが、音声だと朗読者が全力でネタをやるので余計にキツいのかもしれない。

全体の内容としては面白かったし、ためになったので、またこの作者で別のオーディオブックが出たら聴きたいと思います。

 

書評カテゴリ

関連記事

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)